目次
検証環境
- Azure Functions v3
- Application Insights
概要
Azure Monitor はクラウドおよびオンプレミス環境のアプリケーションとサービスのテレメトリを収集、分析し、問題に対応するための包括的なソリューションで、複数の機能を提供している。 Application Insights もアラートも Azure Monitor の一機能となる。
今回は、Azure Function の Application Insights で、ログのクエリを元に例外が発生していた場合にメールで通知するアラートを作成する。
設定
Azure Functions で Application Insights を設定した場合、未処理の例外は exceptions
にスタックされる。
監視 > ログ から exceptions
を検索するクエリを実行すると次のような結果が表示される。
クエリを条件にルールを作成する場合、タブ内右上の「新しいアラートルール」からアラートのルールを作成する。
条件に警告が出るので内容を修正する。
直近5分でクエリ結果が1件以上あった場合をトリガーに、5分間隔で実行されるように設定する。
アクショングループの追加から、アクショングループを作成する。
電子メールを送信するように設定。
Application Insights のログを使って5分間隔で評価する場合、$1.5 / 月(価格ページだと¥168 表記) の料金が発生する。間隔を長くすると少し安くなる。条件を追加すると条件毎に料金が加算される。
作成したルールは、アラートルールの管理から確認できる。
通知
クエリの条件に一致した場合、つまり例外が発生していた場合は次のようなメールが届く。 View をクリックすると、Application Insights のログでクエリを実行したページが開く。
また、アラートのページにはサマリが表示されるようになる。