Windows as a service
Windows は、Windows 10 でそれより前の数年ごとに新しいバージョンをリリースする方針から、 Windows をサービスとして展開する方針に変更になりました。 用語の定義や主要概念などは以下のページで説明されています。
より詳しく知りたい場合は次のページを確認してください。
毎月の品質更新プログラムは、通常は第2火曜日となっています。 また、後ほどで出てくる「LTSC」は、「長期サービスチャネル」になります。 「LTSB」を含めた解説はこちらなどを参考にしてみてください。
リリース状況
Windows のビルドバージョンやリリース状況に関しては以下のサイトが詳しそうです。
Holographic を見ると現在はこのようになっています。
(「ChangeWindows」のページより)
Ring
Windows Insider プログラムは、リングモデルでリリースされていました。 Fast RingとSlow Ringという2段階のリリースを経て、Release Previewを迎えます。 リングについては以下のサイトで説明されています。
(「リングについて」のページより)
Channel
Ring は過去形でした。2020/6/15 のブログでリングモデルからチャネルモデルに移行するポストがあり、この中で6月中に移行するとなっています。今後はチャネルモデルで表現されるでしょうが、まだ過渡期のためWeb上(公式以外)ではリングモデルの表現も多いかもしれません。
HoloLens
HoloLens の Insider Preview は以下のページに説明があります。
ここではリングモデルからチャネルモデルに移行した旨の内容も含まれています。 設定から Insider Preview を有効にすることで最新の機能を体験できます。ただし、安定性やデバイスの回復が必要なケースなども考慮して自己責任で実施してください。
(「Microsoft HoloLens の Insider Preview」のページより)
改めて最初の「ChangeWindows」のページを見てみます。
(「ChangeWindows」のページより)
「FAST]と「SLOW」は、Insider Preview で提供されている Windows のビルドバージョンです。Insider Preview を有効にすると2つのチャネルから選択できるようです。
さて下段3つですが、まず「TARGETED」は通常は限定公開のような意味合いですが、HoloLens のアップデートを思い返すと限定公開というよりは時間差で全体に展開されているように記憶しています。メジャーバージョン、もしくは品質更新プログラムのバージョンです。(現在は19041.1109)
(デバイスポータルから見たHoloLensのWindows バージョン)
次に「LTSC」つまり「長期サービスチャネル」は、MSのページで次のよう説明されています。
医療装置や ATM 機器などを制御する (通常、Office を実行しない) 特殊デバイスでのみ使用するように設計されており、新しい機能リリースを 2 ~ 3 年ごとに受け取ります。
また「BROAD」ですが、バージョン番号とリリースノートを見る限り、バージョン1903の系譜で、メジャーバージョンアップの際に次のようなコメントが書かれています。
この毎月の品質更新プログラムには、Windows ホログラフィックで利用できるようになったため、バージョン2004の最新の更新プログラムが提供されるようになりました。 この機会を利用して、最新の機能更新プログラムに移動して、さらに魅力的な新しい変更内容を入手してください。
HoloLens は通常だと Windows Update は購読を一時停止する方法しかなかったように記憶しています。ですから「BROAD」および「LTSC」のバージョンを維持することはできないのではないかと考えます。もしかしたら、大規模で組織で管理するケースなどでは手段があるのかもしれませんが。
まとめ
「ChangeWindows」において、「FAST」と「SLOW」は、Insider Previewで展開されているバージョン、「TARGETED」が通常の最新のバージョンです。 HoloLens のリリースノートには「TARGETED」のバージョンで更新されます。 Insider Preview のリリースノートは、Insider Preview の解説ページに記載されています。