前回「HoloLens2 でQRコードのスキャンを実装する」では、QRコードスキャンの実装方法を紹介しました。
QRコードのスキャンが使えると、QRコードを介してアプリに文字列を流し込めるようになります。
試しに、入力フィールドの横にQRコードを読み込むボタンを設置し、QRコードをスキャンするとその内容を入力フィールドに反映するデモを作成しました。
目次
テキスト入力
Name、ID、Passwordを順番に入力するだけのデモアプリです。HoloLensとPCを順に操作するので素早くやろうとすると少し混乱してますが、実際の場面で素早さを求められることは少ないので問題ないでしょう。
ここで使用しているのは、自作のQR生成アプリです。 文字列を入力し、QRボタンを押すと即座にQRコードを生成してくれます。
テキスト入力のサンプル。 pic.twitter.com/Vq2Du46Xeo
— よち2号 (@yotiky) October 23, 2020
Json 入力
もちろん1回1回文字列を入力する場合にも使えますが、中身が文字列なので Json がそのまま使えるため汎用性がぐっと高まります。
HoloLens を実行環境に合わせるため現地で初期設定などをすることがありますが、複雑で大量な入力データでもノートPCなどを使えるのでスムーズに設定できそうです。
アプリには簡易的にテンプレートなどを保存する機能も付いています。
Json入力のサンプル。 pic.twitter.com/7KY5PJGLs9
— よち2号 (@yotiky) October 23, 2020
注意点
ディスプレイに対してQRコードをスキャンする場合、反射の強いディスプレイや明るさが強い設定だとQRコードを全く認識しません。 反射しないディスプレイなのにQRコードを認識しない場合は、暗くすると認識することがあります。 ディスプレイによっては15~20cmくらいまで顔を近づける必要があります。