yotiky Tech Blog

とあるエンジニアの備忘録

オブジェクト指向とVirtual Reality

オブジェクト指向の説明で「現実のモノを表現する」とそれに対するコメントを見て考えにふけったメモ書き。

バーチャルリアリティとは?

日本バーチャルリアリティ学会によると、

 バーチャルリアリティのバーチャルが仮想とか虚構あるいは擬似と訳されているようであるが,これらは明らかに誤りである.バーチャル (virtual) とは,The American Heritage Dictionary によれば,「Existing in essence or effect though not in actual fact or form」と定義されている.つまり,「みかけや形は原物そのものではないが,本質的あるいは効果としては現実であり原物であること」であり,これはそのままバーチャルリアリティの定義を与える.

現実のものと表面的に似ているかどうかではなく、本質的、効果的に人がものとして捉えられるかってこと。

写実的な絵画ではなく抽象絵画。一見それに見えない。だが本質を捉えて表現されているため、それは紛れもなくそれである。

オブジェクト指向」は「Virtual Object」=「実質的なモノ」なんじゃなかろうか。 人がその"モノ"を"モノ"として捉えるエッセンスを持たせる、持つように組み立てて表現すること。

オブジェクトの「名前」によって"モノ"を決定し、「属性」と「振る舞い」で"モノ"を捉えるための実質的なエッセンスを定義する。

上手く表現できないと鑑賞する人に伝わらないし、そのオブジェクトに対する没入感を得られない。